愛情注ぐ理由はいらない

ゆるめ雑食オタクのひとり語りです。

少年忍者という儚く強い煌めき

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少年忍者」というグループをご存知だろうか。

今日6月9日に結成2周年を迎えた、フレッシュなジャニーズJr.内のグループだ。

現在メンバーは、上は18歳から下は13歳の計22人で構成されている。

ちなみに、最初の画像は少クラで披露された「さくらガール」の一番好きな振りのとこです。

 

 

 

さて、わたしが少年忍者、というより織山尚大くんと出会ったのは2018年のある日。

雑誌で見つけた、可愛い子、という印象だった。

「尚大」と書いて「なお」と読む。2003年生まれだった。年の差を計算して少し頭がクラッとした。

 

その子を少クラで見ると、決して目立つ位置にはいなかったと思う。

それでもその子は自分が出せる個性を最大限に出して踊っていた。ちびっこ忍者の1人として。

 

わたしは彼の見せ方の虜だった。

でも、"自担"とは言えなかった。年があまりにも離れすぎている気がしたのだ。

彼のことは「推し」と呼ぶことにした。

 

そうこうしていると2018年の秋に「5忍者」というグループができた。5忍者と少年忍者という区分けがされた。5忍者とジャニーズJr.と表記されることもあった。

雑誌に出るのも帝劇のポスターに載るのも5忍者がほとんどだった時期だ。

織山くんは、少年忍者 / ジャニーズJr.側にいた。

それでも、帝劇で初めて生で見た織山くんは、わたしには周りより光って見えた。ロッククライミングや髙橋海人くんのダンス選抜など見せ場もあった。やっぱり魅力的だった。

そして、帝劇後に5忍者は少年忍者に戻っていった。

 

2019年1月、ラウールがSnowManに加入した。当時のわたしは「忍者の子がSnowManに加入ってすごいな」と思っていた。ただただ、感心した。

後から色々追えば、ラウールと織山くんはすごく仲が良かった、というか仲が良いことがわかった。

しばらく25人で活動していたけれど、2人のメンバーが立て続けに退所した。ある日突然ISLAND TVから彼らのプロフィールが消えた。彼らの映っていた動画も消えた。織山くんは彼らとよく動画を撮っていた。彼らの動画が消えたことで、織山くんの動画もいくつも消えた。

ファンから見れば織山くんは2人とすごく仲が良かったし、織山くん自身も仲が良いと言っていた。どんな情報発信のツールがあってもJr.は突然辞める、ということを思い知った。

 

それら全てが、怖かった。

 

仲の良い彼らが離れていったら、彼らのようにある日、突然、まるで何もなかったかのように、いなくなってしまうのではないか?

あんなにダンスで魅せられる彼だから、今わたしから見える場所からいなくなっても、自分の思うように活躍できるのでは?

そんな考えが頭から離れなくなった。

正直に言えば、不安だった。

 

 

 

それでも、北川くんとめちゃ仲良しな動画をあげてくれるし、あおちゃんのこと口説いてるし、1周年の動画で彼はみんなの輪にいた。

https://j-island.net/movie/play/id/1240

(賑やかなお兄ちゃん忍者が見れます)

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2019年はクリエ、サマステ、8.8、24時間テレビ、Mステ、ドラマ、などなどTVでもステージでも露出が増え、少年忍者全体としても活躍がめざましい一年だった。

そんな中でセンターに立つことも増えた。センターが特別素晴らしいわけじゃない、自分の推しがいる場所が0番、でも、嬉しかった。

サマステで見た織山くんは、"アイドル"だった。はっちゃける曲では笑顔でいっぱい弾けて、ファンサをたくさんして、しっとりした曲ではエモーショナルな表情をしていた。ソロダンスは息を飲むものだった。

そんな織山くんを見たら、「自担」と言わざるを得なかった。

 

野郎組のエンディングでは「10年後もアイドルの織山尚大へ!!」と言っていた。

現時点で10年後もアイドルをする意思がある、と本人から聞けた。涙が出るほど嬉しかった。

あの頃の不安を払拭してくれたのは、織山尚大くん本人だった。

 

その年の帝劇から22人体制。ブランデン、元気にしてるかな。

 

そして12/25。

SnowManからYouTube ジャニーズJr.チャンネル 水曜日担当の引き継ぎドッキリがアップされた。とんでもないクリスマスプレゼントをもらった。

ラウールと織山くんが、絡んだ。所属するグループは変われど見えた2人の関係に、少し涙が出た。

 

この年の帝劇では、少年忍者全体の出番というか見せ場が増えていたように感じた。(ちゃんと見出したからかもしれないけど)

セリフも、ブレイキンも、摩訶不思議で沢山の出番もあった。彼はまた海人くんのダンス選抜に選ばれた。尊先の海人くんを飛び越えてセンターになる一瞬に、鳥肌が立った。

 

そして、2020年。クリエが発表された。まさかの忍者公演に加えて5人と8人の公演があった。

YouTubeも本格始動し、名前を覚えてもらう企画やそれぞれのキャラクター、忍者の仲の良さを知ってもらえる企画が次々にアップされていって、わたしも少年忍者をより知れた。

そして、4/1。ついに少年忍者のISLAND TVキャラクター(忍魂忍魂さん)が生まれた。無所とグループの中間に位置していた少年忍者が、ここでやっとグループになったような感覚があった。

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新しく更新された織山くんのプロフィールには、

「ジャニーズに居続ける」

そう書いてあった。どれだけ嬉しかったか、正確に織山くんに伝える術があれば良いのに。

 

 

 

こうして振り返ると、雑誌等のメディアにも全員が出れるわけではない・グループ内ユニットも出来る、そんな儚いグループがわたしの見てきた少年忍者だった。

「だった。」と書いたけれども、これからも何が起きるかわからない、そんなグループだ。

もしかしたら「少年忍者亡霊」なんて言葉が出来てしまうかもしれない。

 

けれど、少年忍者のメンバー全員の努力が、グループをここまで導いた。

少クラで披露された「さくらガール」は、その結晶だと思う。

 

結成2周年、おめでとう。

これからも、その儚くも強い煌めきを振りまいてね。

 

 

 

2020.6.9